一般自転車のリムについて
現在ではアルミかステンレスの2種類となっています。プラスチックとか鉄のものもありましたが、今では絶滅危惧種です。
アルミとステンレス。どちらが良いとは決めつけられませんので、そこら辺も含めて説明していきます。
まずアルミです
軽い
安い(一般自転車において)
ブレーキダストがたくさん出る
となります。1万円~3万円代くらいまでに使用されています。軽さが特徴ですが、強度に関してはステンレスには及ばないので、転んだり駐輪場での将棋倒しなどで結構変形します。軽微なものは修正が可能ですが、あまり酷いと交換になります。
ブレーキダストがたくさん出るので、ブレーキパッドの交換が必要になります。当然リムも削れていくため何回もブレーキパッドを交換しているとリムも交換が必要になる場合があります。
次はステンレスリムです
重い
価格はアルミに比べると高い
硬い
ステンレスリムは4万円くらいのモデルから採用されていることが多いです。
アルミに比べると硬く、リム自体が歪みにくいのが特徴ですが段差などでガツンガツンしているとスポークが容赦なく折れます。
変形させてしまった場合、硬さがアダとなり修正できない場合もあります。
重さも無視出来ない部分でもあり、ステンレスリム採用モデルはアルミリムモデルに比べギア比がちょっぴり軽くなっていたりします。(内装変速ではアルミリムモデルで32-14 ステンレスリムモデルは31-14のギア比が多い)
車輪外周部(タイヤも含む)の重さは100gグラム増えるだけで明らかに漕ぎ出しが重くなります。
リムに関してはステンレスリムは価格が高くなると思っていただければ、ほとんど間違いはないと思います。昔、アルベルトLightなんて自転車もありましたが・・・。
どちらにしても一長一短です。部分ごとの比較だと選ぶの難しいと思うので自転車トータルで考えましょう。