一般自転車の前ブレーキは2種類です。
細かく分けると種類があるのですが、大まかに分けるとこんな感じです。
では、写真左のブレーキの説明から
wピボットブレーキ
車輪リム部分を挟むことでブレーキをかけます。ブレーキ本体に2本の軸があり、なかなか強いブレーキがかかります。ちょっと値段が高いため、メーカーの上位グレード(5万くらい~)に採用される事が多いです。整備が楽なので自転車屋には人気です。
注意点は、ブレーキが強く掛けられるためグリップの弱いタイヤだとロックさせてしまうので、このブレーキの場合はタイヤの性能もある程度あった方が良いですね。
雨ざらしで放ったらかしにすると動かなくなる事もあり、その場合は要交換となります。
次に写真右
シングルピボットブレーキ
車輪リム部分を挟むのは同じです。軸は1本のため制動力はそこまで強くありません。ただ、歩道走行が許される速度だと問題はありません。整備しにくい上に、整備能力によって制動力や音鳴りの有無などが変わってしまうので、整備士の能力が出てしまいます。
デメリットは、なんと言っても音鳴りですが、もちろん整備で消せます。
シンプルな構造のため、ものすごく錆びても少し触れば動くようになることもある。ある意味、恐ろしいブレーキ。
一般自転車では、前と後ろのブレーキを同時に使うことが多いので、一概に制動力が低いから良くないと言えないのが難しいところですね。前輪がロックすると転びやすいですからね。
次回は後ろブレーキの説明をしたいと思います。